仕事でドバイにやってきました。この巨大な市場へ自社の商品が投入できるか、チャレンジしたいと思います。
本日は、時間があったのでドバイモールへ行き、ハラールの観点から商品リサーチをしてきました。
ハラール認証というシステムがあります。
その商品が、ハラール(イスラム教徒にとって許された物)かどうかをチェックして問題なしと見なされると、ハラールとして認証され、ハラールマークというマークをつける事が出来ます。
マレーシアが先んじてこのシステムを国として運用を始め、マレーシアに輸入されるものには全てこのマークが必要とされています。日本も非イスラム国家ですので、ハラールマークが必要とされる国の一つだと思います。
ではドバイはどうか?
スーパーマーケットなどで、がんばって探してもハラールマークを見つけるのは困難な状況です。
マレーシアのように人口の4割が華僑という状況とは異なり、全国民がムスリムなので、ハラールでないものが存在しないのが前提だからです。
つまり、販売されている全ての商品はハラールということです。現状では、認証システムもないとのことでした。実際には、輸入の際にハラール性をチェックされるので、「認証」ではありませんが同じような機能は有しているということになります。
日本でムスリム向けのビジネスを展開しようとしている企業さんも輸出を考えると、どの国へ展開するかでハラール認証の有無も変わってくるということですね。
ちなみに、産油国ではないドバイは、マレーシアを見習ってハラール認証システムをこれから構築していこうと考えているようです。
将来は中東でもハラール認証が必要となるのかもしれませんね。